風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出   第160回  名寄本線・弘道仮乗降場、小向駅

路線の思い出  第160回  名寄本線・弘道仮乗降場、小向駅 〔北海道〕


小向駅の写真は

サブカメラで撮ったコレのみ


《路線データ》
        営業区間と営業キロ         輸送密度 / 営業係数(’83)     
   名寄~遠軽・中湧別~湧別 143.0km       597  /  1246

       廃止転換年月日               転換処置 
       ’89・ 5・ 1            名士バス・北紋バス

廃止時列車本数
   名寄~遠軽 下り7本・上り4本、名寄~興部 上り1本、名寄~紋別 上り3本
   名寄~下川 下り1本《休日運休》、興部~遠軽 上り1本、紋別~遠軽 下り2本・上り5本
   中湧別~遠軽 1往復、中湧別~湧別 1往復


弘道仮乗降場 駅待合室
※ グーグル画像より拝借

弘道駅(こうどうえき)は、北海道紋別市弘道にあったJR北海道・名寄本線の駅である。
名寄本線の廃線に伴い1989年(平成元年)5月1日に廃駅となった。 一部の普通列車は通過し、廃止時の時刻表では下り4本上り6本が停車した。

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する駅であった。 ホームは線路の北東側に存在した。
仮乗降場に出自を持つ無人駅となっており、駅舎は無いがホーム横に待合所を有していた。
ホームは木造で遠軽方にスロープを有し駅施設外に連絡していた。 ホーム は短い簡易型であった。


駅員のいた小向駅はいつも綺麗であった
※ ウィキペディア画像を拝借

小向駅(こむかいえき)は、北海道紋別市にあったJR北海道・名寄本線の駅である。
名寄本線の廃線に伴い1989年(平成元年)5月1日に廃駅となった。 相対式ホーム2面2線を有する、列車交換可能な駅で、互いのホームは駅舎側ホーム北側と島式ホーム北側を結んだ構内踏切で連絡していた。

駅舎側ホームが下りの1番線、対向ホームが上りの2番線となっていた。 そのほか1番線の遠軽方から分岐し駅舎南東側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた。

職員配置駅となっており、駅舎は構内の北東側に位置し下り線ホーム中央部分に接していた。
営業末期に出札を再開するまで、長らく無人駅扱いの運転取扱い要員のみが配置された駅であり、乗車券は簡易委託化されていた時期があった。 駅から東に約1.3kmで、原生花園のある海跡湖・コムケ湖がある。



この駅に降りたのは、北海道のファーストコンタクトで我が旅歴史の中での最大の失敗旅である『第1次北海道・夏の旅』の時である。 その失敗とは、過去の『路線の思い出』で何度も記している「タングステンフイルムを使う間違いを犯して、写真が青味が掛かって全てボツ」というものである。

何故に撮り鉄とは縁遠そうな弘道仮乗降場や小向に降りたのかというと、この頃は原生花園にも興味があり、旅に出る前に我が愛読地図の『ワラヂヤの地図』(倒産しちゃったけど、コリは道路地図の名著だよ。 とにかく、観光ガイドが秀逸だったよ。 マイナーな観光地も数多く解説してあったし)に記載してあった《コムケ原生花園》とコムケ湖が記載してあるのを見て、撮り鉄の傍らで原生花園めぐりを企画したからである。


エゾカンゾウ
オホーツクの海辺では
内地の高山植物が咲き乱れる原生花園がある

この時は高校に入ったばかりの夏で、まだ駅寝経験値も浅かったので、最も駅寝に易い季節・夏ではあったが、紋別のユースホステルに泊まった事を憶えている。 この紋別のユースホステルは駅から1.5km程離れていて、撮り鉄に必須の『夜討ち朝駆け』には不向きであった。

だから、これより『ローカル線・命』になるにつれて、駅寝形態も激しくエキサイトにならざるを得なかった訳である。 駅寝すると、朝一の始発から撮り鉄ができるのだから。 だからといって、『真冬の北海道』という究極でコレを行うのは、文字通りローカル線に命を捧げかねないタワケ極まる行為なのだけれど・・。

それでも、ユースホステルに無理を言って朝6時に出してもらったのを憶えている。
それは、紋別始発の列車に乗る為だ。 この列車は弘道仮乗降場に停車する列車で、この時は未だ仮乗降場への執着前ではあったが、旅立ち前に見た『ワラヂヤの地図』でコムケ湖がこの弘道仮乗降場に最も近い事を把握していたので、弘道で下車する事にする。

往時の名寄本線は”オホーツク国道”の国道238号線と鉄道防雪林で隔てて並行しており、今年のゴールデンウイークに北海道に行った時に、この弘道の駅跡の草むらにレンタカーを止めてセイコーマートの出来たてカツ丼を食ったよ。 弘道駅跡は、線路跡だというのが一目で判る草むらだったよ。


弘道駅跡の草むら
※ グーグル画像より拝借

この草むらの中に車を止めると国道側から食ってる姿を見られないで済むし、林立した鉄道防雪林が日差しを遮っているので、車の中での昼寝にもいいかもしれない。 ヨタ話での脱線はこの辺りで止めて、話を続けよう。 弘道を下りて国道を中湧別方向へ歩いていくと、コムケ湖最大の本湖がある。


コムケ湖・本湖
※ ウィキペディア画像を拝借

この周囲にはキャンプ場があり、観光施設はここに集中しているようである。 まぁ、湖で遊ぶのならばこの本湖であろう。 だが、この湖の本当の魅力である原生花園や野鳥の楽園はオホーツク海と砂州のみで隔てられた支湖側であろう。


支湖側の砂州に広がる原生花園

まぁ、当時の小僧にそんな思考や分析力がある訳もなく、ボートやバーベキューの看板を目にして「花が無さそうだ」と引き返したのを憶えている。 引き返した小僧は、この本湖から4kmも離れたコムケ湖の砂州まで歩いたようである。

弘道仮乗降場の前まで戻り、コムケ湖の2つある支湖のつなぎ目にかかる橋まで歩いていく。
支湖のつなぎ目部分に架かる橋を渡り、オホーツク海を隔てる幅が僅か100m足らずの砂州に出ると、その砂州に沿って可憐な花々が咲く原生花園が広がっていた。

コムケ原生花園に咲く花々

              ゴゼンタチバナ              チシマフウロ


            ハマボウフウ                ナデシコ

また、当時はレンズも技量(今も無いですが)もなく撮る対象ではなかったが、この湖は野鳥の楽園でもあるのだ。 海を隔てるのは細長い砂州だけの豊かな恵みを擁する海跡湖は、渡り鳥達の楽園だ。
まぁ、写真は別の所(クッチャロ湖など)で撮ったモノだけど、こんな野鳥が戯れているシーンを見る事ができるのである。

オホーツクの湖沼に戯れる野鳥たち

湖よりテイクオフする白鳥


飛び立つカモの群れ


大空の雄・オオワシ


今・・、野鳥の飛び立つ姿を撮るのに
夢中になってます

さて、砂州を支湖の突端まで歩くと、小向駅方向へつながる道に出る。 これを伝っていくと小向駅に出るのだが、このコムケ湖めぐりで15km歩いた計算になるよ。 いやぁ・・、若いって素晴らしい。
そして、芽生え始めた『奇跡の体力』への懐かしさにに、気がつけば頬を涙が伝う今のワテがいるよ。

・・で、小向駅に着いた時は、最も列車の運転間隔が開いていた14時過ぎであった。
駅の運転要員さんはひと仕事を終えた午後のティータイムだったようで、駅舎内で昼飯のパンを食おうとしていたワテに「コムケ湖に行ってたかね?」と話しかけてくれて、そのまま駅務室の中で開かれる『午後のお茶会』のお招きを受けた。


この日午後のお茶会会場です(笑)
※ グーグル画像より拝借

お茶会では地元の勇志の方々が駅に寄贈した四季を走る名寄本線の写真や、オホーツク海を埋め尽くす流氷、コムケ湖の野鳥や原生花園の写真などを綴じたアルバムを茶菓子とともに御相伴したのである。
途中でタブレット電信の操作をしながら、タブレットの仕組みも教えてもらったよ。

だから、返す返すも、フイルム間違いが残念でならないよ。 撮った写真は全てボツだし。
・・で、今回載せた写真は、後に立ち寄った時の写真やら、同じオホーツク海沿いの別の湖のモノばかりだし。 今回、この記事を書いて、あの旅でのフイルム間違いの悔しさを再び思い返したよ。

  ※ 紋別と名寄本線の魅力をちょっとだけ伝える
    『オホーツク縦貫鉄道の夢・紋別編』・・ 宜しければどうぞ。






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No title * by 宮越とまと
こんばんは。

素晴らしい体験をなされていただのですね。わたしなども一人旅で出会う大人の人ってみんな親切でまた旅をしたいって思ったものです。学校なんかよりずっと勉強になると思っておりましたが、いまでもそう思います。名寄本線訪問は、私の見果てぬ夢のまま終わってしまいました。

No title * by 風来梨
宮越とまとさん、こんばんは。

旅の様々な体験は、人を成長させますね。 成功も失敗も全てを含めた体験が、知識の引き出しとなります。

そして、その出来事に対しての対応は、さらにパワーアップした経験として身につきますね。 旅は人生においての最大の「師」ですね。

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No title

こんばんは。

素晴らしい体験をなされていただのですね。わたしなども一人旅で出会う大人の人ってみんな親切でまた旅をしたいって思ったものです。学校なんかよりずっと勉強になると思っておりましたが、いまでもそう思います。名寄本線訪問は、私の見果てぬ夢のまま終わってしまいました。
2016-07-17 * 宮越とまと [ 編集 ]

No title

宮越とまとさん、こんばんは。

旅の様々な体験は、人を成長させますね。 成功も失敗も全てを含めた体験が、知識の引き出しとなります。

そして、その出来事に対しての対応は、さらにパワーアップした経験として身につきますね。 旅は人生においての最大の「師」ですね。
2016-07-18 * 風来梨 [ 編集 ]