2010-12-09 (Thu)✎
名峰次選の山々 第1回 『101 ウエンシリ岳』 北海道・北見山系 1142m
コース難度 ★★ 体力度 ★
たぶん大方の人は、この山の名を初めて耳にすると思う。 だが、この山の名でなく、『氷のトンネル』と言えば、半数位の人が聞き覚えある事だと思う。 この『氷のトンネル』を抱く山がウエンシリ岳なのである。
このように、この山の認知度はこの程度なので、氷のトンネルより奥へは行楽客も踏み込まず、静かなる花の山が楽しめるのだ。 しかも、20年前に名寄本線が廃止となって以来、何もないない所の更に奥に分け入った所であるので、公共交通機関などは皆無だ。 そして、まともな街である名寄市街までも車から2時間はかかる位置にあり、TVで取り上げられた一時は訪れる者も多かったが、今はまた静寂な秘境の様相を魅せてくれる事だろう。
それではブログ紹介という事で、この山の魅力を簡素に伝える事にしよう。 行程表はこのようになる。
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
氷のトンネル登山口(1:00)→640m分岐(1:40)→ウエンシリ岳(1:10)→640m分岐(0:30)→氷のトンネル(0:10)→氷のトンネル登山口
西興部村の道の駅より車で約25kmほど分け入ると、氷のトンネル入口のログハウスが建つ駐車場に着く。 このログハウスは無人だが建付けは良く、トイレも登山口際に汲み取り式の公衆トイレがあり、また小屋裏に清流の沢もあるので宿泊の条件は全て兼ね備えるが、筆者以外の宿泊利用者はまずいまい。
ちなみに、夏でも気温7度と薄ら寒い所なので、舐めて夏山の格好でいくと凍死の危険性さえある所だというのは留意頂きたい。
登山口は駐車場前と氷のトンネル経由の2ヶ所あり、いずれも標高640m地点の岩峰で合流する。
後は、標高1142mと山としては低標高なので、これより1:30程の登高で頂上にたどり着く。
それでは、山の姿や花などを展示したいと思う。
ふくよかな容姿を魅せる
手付かずの自然の山・ウエンシリ岳
エゾカンゾウ ハクサンチドリ
ウエンシリ岳の頂上より望む
天塩の山なみ
帰りは先程の標高640mの分岐から氷のトンネルを経由して帰るが、640mからの下りはかなり急なので、転倒=滑落になりかねないので注意頂きたい。 また、この急斜面を降りると氷のトンネルの真上に出て、それを渡るので、トンネルの崩壊(スノーブリッジの崩壊)の危険が伴う事も付け加えよう。
過去にトンネル崩壊により死亡事故が発生して、何年か同地が立入封鎖された経歴もあるので心されたい。 それでは、最後に氷のトンネルをば・・
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No title * by コタン・コロ・カムイ
いっつも、地元の良い所を壊すのは、外から来た人間なんだ!