2016-04-03 (Sun)✎
路線の思い出 第142回 北条鉄道・播磨横田駅 〔兵庫県〕
そこには黄金色のじゅうたんが
敷きつめられていた
《路線データ》
営業区間と営業キロ 旧国鉄北条線からの 運行本数
粟生~北条町 13.8km 第3セクター移管路線 17往復
播磨横田駅(はりまよこたえき)は、兵庫県加西市西横田町字下毛田にある北条鉄道線の駅である。
この駅は当路線が国鉄になってから設置されたもので、路線内の駅で最も新しい駅である。
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、春になると駅に立つ桜の樹が一斉に花を咲かせる『花見駅』となる。
以前は庇のあるベンチのみで待合室は無かったが、神戸市内の女性からの寄付により、2014年10月末に新しい駅舎が完成した。 駅舎は鉄筋コンクリート・一部木造の平屋建てで、駅舎内は寄付者の絵画を展示したギャラリーともなっている。 だが、駅の抱く雰囲気と『ギャラリー駅』としての雰囲気は融和せず、少々浮いたデザインであるようだ。
駅舎が新築された現在の播磨横田駅
何か場違い
以前の庇の囲いと木のベンチだけの
素朴な雰囲気漂う播磨横田駅
※ 2枚ともグーグル画像より拝借
今回はいつもの旅紀行と形を変えて、日帰りで春を楽しむ事にしよう。 そう、朝はちょっと早く出て、のんびりと電車で・・。 普段はあまりやった事のない手法で、今年の春を謳歌しにいこう。
もちろん、大好きなカメラを片手に。 電車だから、途中で『花見モード』になっても構わないし。
さて目的地は、花のローカル線・北条鉄道の撮影&花見だ。 こんな近くの距離で、しかも入れ込んだ撮影をする訳でもないので、わざわざ車で行く必要もない。 車でいくと、『花見モード』への突入が不可となるからだ。 そして、あくまでも気分転換なので、据付が面倒臭くかさばる三脚も必要ない。
さて目的地は、花のローカル線・北条鉄道の撮影&花見だ。 こんな近くの距離で、しかも入れ込んだ撮影をする訳でもないので、わざわざ車で行く必要もない。 車でいくと、『花見モード』への突入が不可となるからだ。 そして、あくまでも気分転換なので、据付が面倒臭くかさばる三脚も必要ない。
こんなのを持って行ったら、気軽に『花見モード』に移行できないのである。
北条鉄道には
廃止になったミキティが入線していたよ
それでは、お気楽に行こう。 まずは、大阪市内の自宅から、阪急電車のターミナルである梅田へ。
朝は始発とは言わないまでも、6:00位の電車に乗っておきたい。 なぜなら、花見の時間を多く取りたいからだ。 まぁ、阪神でも行き着く場所は一緒だが、何か阪神電車って行楽で使えるイメージがないんだよね。野球と同じで、何となく下品だし。 まぁ、帰りに新線の『なんば線』を経由して帰る事にしようか。
梅田駅で阪急電車の神戸線に乗るのだが、たぶん阪急の神戸線に乗るのは数年ぶりじゃないかな?
朝は始発とは言わないまでも、6:00位の電車に乗っておきたい。 なぜなら、花見の時間を多く取りたいからだ。 まぁ、阪神でも行き着く場所は一緒だが、何か阪神電車って行楽で使えるイメージがないんだよね。
梅田駅で阪急電車の神戸線に乗るのだが、たぶん阪急の神戸線に乗るのは数年ぶりじゃないかな?
神戸なんて滅多に行かないし、速さと便利さで言えばやはりJRだし。 それに西日本方面へ旅をするとしたならば、JR(鉄道)も使えないし・・っていうか、北海道や北陸方面でも使えなくなりつつあるしィ。 それもこれも『シンカンセン』で高くなって遅くなり、乗り換えが増えた事が原因かと。←コレ、マジです。 富山へ行くのは、反って時間がかかってます。
関東圏以外には使えない『シンカンセン』のお陰で
富山や新潟の山が遠くなっちまったぜ
さて、6:00ちょうど発の【通勤特急】なる阪急電車に乗り込む。 でも、縁が遠くなって見ない内に、阪急電車の特急車両、ブサイクになったなぁ。 オタな話だけど、6300系はスラリとして見栄えが良かったが、今のは車体は『イモムシ』で前面の姿は『イノブタ』だあね。 そして、意味のない屋根のトッピングもヤレヤレである。 あのトッピングは6300系でこそ映える塗装なんだがねぇ。 あぁ・・、のっけから『○鉄モード』に入ってしまった。
厨房の時に1枚だけ撮ってた阪急6300系
コレに限らず昔の鉄道車両はカッケーかったよ
今は撮る気も失せる不細工なイノブタだしィ
※ グーグル画像より拝借
これ以上続けるとオタ話から抜けれないので、【通勤特急】に乗って寝る。 特急といっても、JRの鈍行の青電より1分遅いし。 それに行先が《新開地》なので、心置きなく爆睡できる。 で、目覚めるとそこは《新開地》だった。 《新開地》で改札を通る事なく、神戸電鉄の『ウルトラマン』電車に乗り換える。
ホント・・、ウルトラマンだったよ
※ グーグル画像より拝借
この神戸電鉄は、かつて《菊水山駅》があった頃に、六甲全山を縦走をする為にその《菊水山駅》に下車して以来だなぁ。 その頃は、『光GENJI』がローラースケートで踊ってたよなぁ。
この線も、御多分に漏れず終点まで爆睡だったが、菊水山駅付近の通過だけはなぜか見ていたよ。
駅ホームは、未だに撤去されていないんだね。
さて、約1時間ちょっと爆睡して、終点で北条鉄道の乗換駅・粟生駅に着く。 駅業務が廃止された粟生駅ゆえに、スルーで北条鉄道のレールバスに乗り換える。 北条鉄道は車内運賃精算のバス方式なので、これでもいいみたいだ。 神戸電鉄は無人だが自動改札機があるし、ここでもJRのやる気のなさが目立つ。
さて、約1時間ちょっと爆睡して、終点で北条鉄道の乗換駅・粟生駅に着く。 駅業務が廃止された粟生駅ゆえに、スルーで北条鉄道のレールバスに乗り換える。 北条鉄道は車内運賃精算のバス方式なので、これでもいいみたいだ。 神戸電鉄は無人だが自動改札機があるし、ここでもJRのやる気のなさが目立つ。
最初に立ち寄った法華口駅は駅ホームに立つ桜が満開に咲き誇る『花見の駅』として有名だが、ここは筆者の拠所ない都合(法華口駅ネタは来年の春回しで、一粒で二度美味しい・・)により飛ばす事にして、今回は桜ではなく『菜の花』の眩めく程にまばゆい黄色を取り上げる事にしよう。
法華口駅でビール片手に花見をした後、徒歩で次の駅・播磨下里へ向かう。 その途中で、黄色い小さな『春』を目にして立ち止まる。 そう・・、野に咲くたんぽぽの花である。 たんぽぽの花を愛でながら上りの一本をカメラに収める。
たんぽぽの咲く土手で
のんびりと1ショット
たんぽぽの咲く野の花畑を過ぎると、まだ春先を間もなき事を思わせる荒れた耕地が現れ、季節の移り変わりの流れを肌で感じる事ができる。
荒れた耕地を見ると
「まだ春先なんだな」って思う
やがて、庵のある駅・播磨下里に着く。 ここは花は大してなかったが、古き良き木造駅舎があったので1ショットして、この列車に乗り込む。 いい撮影地を見つけるべく、列車に乗って軽く1往復流してみよう。 まぁ、ローカル線ではあるが1時間に1往復運行と本数はあるので、慌てなくてもいい。
駅の中に『下里庵』なる
囲炉裏がある播磨下里にて
次の長駅付近は、桜と菜の花の群落地があって少しなびいたが、とりあえず終点の北条町まで乗ってみる。 長駅から播磨横田駅までは特段に目を引く情景はなく、「長駅にしようか」と思った矢先、桜の花がホームに植えられている棒線駅・播磨横田駅が見えてくる。 先程の長駅と、どちらにしようか迷う情景だ。
黄金色のじゅうたんが
広がる中をゆく
播磨横田駅を出てしばらく走ると、眩い菜の花の黄色が視界いっぱいに広がってきた。 菜の花畑だ。
もう、撮影地はここ以外にないだろう。 終点の北条町駅で折り返し、播磨横田駅へ戻る。
この場所で13時台の上下2本と14時台の北条町行を撮れば、もう「お腹一杯」だろう。
14時45分の列車に乗って帰れば、休暇の1日を目一杯満喫して、夕食時位には帰宅できるだろう。
それでは、眩い黄色を魅せる菜の花畑と桜のある田舎駅の画像をごろうじろ。
この場所で13時台の上下2本と14時台の北条町行を撮れば、もう「お腹一杯」だろう。
14時45分の列車に乗って帰れば、休暇の1日を目一杯満喫して、夕食時位には帰宅できるだろう。
それでは、眩い黄色を魅せる菜の花畑と桜のある田舎駅の画像をごろうじろ。
片道1500円で味わえる
春景色を満喫する
奥行きがあるコチラのアングルが
菜の花風景の一番星
撮影記『片道1500円で春を楽しもう・・』を御覧下さい。
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