2015-07-27 (Mon)✎
路線の思い出 第108回 根北線・越川駅跡地 〔北海道〕斜里町の知床博物館に展示されている越川駅標《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’69) 斜里(現 知床斜里)~越川 12.8km 不明 / 2368 廃止年月日 &nbs...
No title * by 風来梨
風旅記さん、こんばんは。 見て頂いて、有難うございます。
この根北線は、「赤字83線」という、最初の廃止路線ですね。
この時は僅か12線のみの廃止に終わり、次の「特定地方交通線」の廃止時に「赤字83線」の二の跌を踏まぬように、廃止基準を明確化した・・といいますね。
道路の発達や人口の都市集中による過疎地の集落消滅などで、鉄道の意義は都市間輸送以外には見出だせなくなってしまったようです。
要するに、都市間の高速輸送以外に、鉄道が利益を上げる方法がなくなってしまった・・という事ですね。
でも、私の少年時代の鉄道は、「旅の手段」でした。 その時の事が忘れられず、今だにあの頃を追いかけている自分を書き記したのが「路線の思い出」ですね。
この根北線は、「赤字83線」という、最初の廃止路線ですね。
この時は僅か12線のみの廃止に終わり、次の「特定地方交通線」の廃止時に「赤字83線」の二の跌を踏まぬように、廃止基準を明確化した・・といいますね。
道路の発達や人口の都市集中による過疎地の集落消滅などで、鉄道の意義は都市間輸送以外には見出だせなくなってしまったようです。
要するに、都市間の高速輸送以外に、鉄道が利益を上げる方法がなくなってしまった・・という事ですね。
でも、私の少年時代の鉄道は、「旅の手段」でした。 その時の事が忘れられず、今だにあの頃を追いかけている自分を書き記したのが「路線の思い出」ですね。
鉄道も当たり前ですが人間の社会活動の中の一要素ゆえに、時代の要請に合わせて変化していきます。頭では分かっていますが、しかし、再びローカル線の廃線ラッシュが訪れそうなことに、気持ちは沈むばかりです。
私も現役だった時代そのものを知りませんが、こちらの根北線をはじめとして、国鉄のローカル線が纏めて整理された時期は複数回あったと思います。その度ごとに反対運動が盛り上がったり、諦めが漂ったりしたと思いますが、いずれも空虚なものだったのではないかと思います。鉄道を必要としていないと見える人々が急に騒ぎ始める訳ですから…
その喧騒を経て、運良く少しの遺構が残ったとき、人間臭さも存分に含んで、その時代からは既に切り離された“孤高の”魅力を持つのではないかと思っています。
私もいつか、この場所には行ってみたいのですが、それ以前に、今は現役の各路線──決して廃止されることはないだろうと思っていた骨格を形成している路線まで──さえ危ないと思うと、悲しくなります。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/