廃線鉄道 第101回 興浜北線・その2 〔北海道〕オホーツクの風が荒れ狂う厳寒の中をゆく単行列車※『鉄道ジャーナル別冊・'85 日本の鉄道』より興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路...
廃線鉄道 第100回 興浜北線 〔北海道〕岬灯台の下を急カーブに車輪を軋ませながら行き交っていた興浜北線列車興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路線で、南側部分の興浜南線より遅...
廃線鉄道 第94回 留萠鉄道 〔北海道〕留萠鉄道は気動車での旅客営業も手掛けていたが主要は雨竜炭田からの石炭輸送を担う運炭鉄道だった※『北海道の炭鉱鉄道』より留萠鉄道(るもいてつどう)は、北海道雨竜郡(空知支庁管内沼田町)および留萌郡(廃止当時は留萌支庁管内留萌町で、現在は留萌市)で、それぞれ鉄道路線を運営していた私鉄である。 沿線の炭鉱の閉山により、沼田町内に所有していた路線(炭礦線)を最後に1...
廃線鉄道 第87回 興浜南線 〔北海道〕恐らくつながる事を夢見た興浜北線と共に最も復活して欲しいと思う路線だった興浜南線興浜南線(こうひんなんせん)は、かつて、北海道紋別郡興部町の興部で名寄本線から分岐し、同郡雄武町の雄武までを結んでいた国鉄の路線で、 浜頓別駅を終点とする興浜線の先行部分として開業した路線である。 当線の先行開業後も、興浜線(興部~浜頓別)全線開通を目指して延伸工事が行われたが...
廃線鉄道 第78回 釧路開発埠頭 〔北海道〕 かつて鉄道を追っかけて北海道を旅した時に目にした新富士の貨物ヤード風景※『懐かしの鉄路・釧路開発埠頭』より釧路開発埠頭(くしろかいはつふとう)は、かつて北海道釧路市で貨物鉄道事業を行っていた第三セクター方式の会社である。 日本貨物鉄道(JR貨物)や釧路市・石油元売5社などが出資していた。雄別鉄道から承継した埠頭線と、東北海道各地への石油輸送を行っていた西...
廃線鉄道 第70回 大沼電鉄 〔北海道〕地元の方が個人で15インチゲージの動態軌道を製作公開している※ 『鹿部電鉄前面展望』(ユーチューブ)より大沼電鉄(おおぬまでんてつ)は、かつて北海道(渡島支庁(現在の渡島総合振興局))亀田郡七飯村(現在の同郡七飯町)と茅部郡鹿部村(現在の同郡鹿部町)の間を結んでいた軌道路線である。1929年1月に、国鉄・函館本線の大沼駅(現在の大沼公園駅)と大沼温泉や鹿部村を連絡...
廃線鉄道 第63回 江差線 その2 〔北海道〕廃止直前は輸送密度41人と日本一の閑散区間となっていた江差線の廃止区間江差線(えさしせん)は、かつて北海道函館市の五稜郭駅から檜山郡江差町の江差駅までを結んでいたJR北海道の鉄道路線である。 2014年に木古内~江差が部分廃止され、残る五稜郭~木古内も、2016年に道南いさりび鉄道に移管された。 ここでは、路線廃止となった木古内~江差の区間のみを取り上げる事にする。...
廃線鉄道 第62回 江差線 その1 〔北海道〕檜山支庁(現 振興局)庁舎所在地駅なのに晩年は日に6本到着列車が折り返すだけの棒線駅となっていた江差駅江差線(えさしせん)は、かつて北海道函館市の五稜郭駅から檜山郡江差町の江差駅までを結んでいたJR北海道の鉄道路線である。 2014年に木古内~江差が部分廃止され、残る五稜郭~木古内も、2016年に道南いさりび鉄道に移管された。 ここでは、路線廃止となった木古内~...
昔の廃止線、根室地域で挙げると厚床から別海を通って中標津に出ていた標津線などは、完全な原野か牧場を行き交っていて、民家を見つけることも希でしたが、利用状況は団地が建つ江差線より4~5倍あったみたいです。
不思議ですね。
廃線鉄道 第55回 歌登町営軌道 〔北海道〕多客時はディーゼル機関車が車両定員の多い客車を牽引していた※ 『地方私鉄1960年代の回想』より歌登町営軌道(うたのぼりちょうえいきどう)は、かつて北海道枝幸郡歌登町・枝幸町(2006年に歌登町が枝幸町に吸収合併されて、現在は枝幸町)にあった歌登町営の簡易軌道である。当時『本線』だった天北線も1989年5月に路線廃止となってしまった元々は、1989年5月1日に廃線となった...
昭和30年代以前は鶴居村営、浜中町営等、道内各地にこのような簡易軌道が走っていましたね。
私が小学生の頃までこんな軌道が実際に走っていた事実、隔世の感があります。
歌登町営軌道などの簡易軌道は、私にとっては一回り前でした。 でも、私の世代で廃止となった興浜北線が、遠回りでも速度の差で、馬車の歌登町営軌道を廃止に追い込んだのは面白い史実でしたね。
でも、国鉄の廃止線を追っかけてる時は、残念ながら植民軌道はガン無視でした。 小僧の頃って、一つの事しか目に入らなかったので。
廃線鉄道 第48回 歌志内線 〔北海道〕かつては国内指折りの黒字線だった歌志内線もこの日限りで路線廃止という事に※ 北海道鉄道百景(JR北海道編集)より歌志内線(うたしないせん)は、国鉄及びJR北海道が運営していた鉄道路線である。 北海道砂川市(空知支庁管内)の砂川駅で函館本線から分岐し、歌志内市の歌志内駅までを結んでいた。 国鉄再建法の施行によって第2次特定地方交通線に指定され、1988年4月25日をもっ...