風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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廃線鉄道  第95回  柚木線

廃線鉄道  第95回  柚木線

廃線鉄道  第95回  柚木線 〔長崎県〕肥前池野~柚木をゆくキハ02型レールバス※『追憶・日鉄池野鉱出水事故の手記』より柚木線(ゆのきせん)は、かつて長崎県佐世保市の左石から同市の柚木までを結んでいた国鉄の鉄道路線である。 佐世保軽便鉄道(1918年創立、1921年に佐世保鉄道と改称)の路線として1920年に開業した路線で、1936年に買収・国有化され、国有化の際に軌間を762mmから1,067mmに改軌されている。途中には肥...

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廃線鉄道  第94回  留萠鉄道

廃線鉄道  第94回  留萠鉄道

廃線鉄道  第94回  留萠鉄道 〔北海道〕留萠鉄道は気動車での旅客営業も手掛けていたが主要は雨竜炭田からの石炭輸送を担う運炭鉄道だった※『北海道の炭鉱鉄道』より留萠鉄道(るもいてつどう)は、北海道雨竜郡(空知支庁管内沼田町)および留萌郡(廃止当時は留萌支庁管内留萌町で、現在は留萌市)で、それぞれ鉄道路線を運営していた私鉄である。 沿線の炭鉱の閉山により、沼田町内に所有していた路線(炭礦線)を最後に1...

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廃線鉄道  第93回  磐梯急行電鉄

廃線鉄道  第93回  磐梯急行電鉄

廃線鉄道  第93回  磐梯急行電鉄 〔福島県〕酸川鉄橋を通る列車※ 書籍『沼尻鉄道の思い出』より磐梯急行電鉄(ばんだいきゅうこうでんてつ)は、かつて福島県耶麻郡猪苗代町の国鉄(現 JR東日本)磐越西線の川桁と沼尻(路線延長15.6km)とを結んでいた鉄道路線およびその運営会社である。運営会社は東京証券取引所に上場していたが、1969年3月27日に全線が廃止された。 一般には沼尻鉄道(ぬまじりてつどう)と呼ばれ、路...

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No Subject * by hanagon60
この鉄道が存在した事については高校生の頃から知ってはいましたが、廃止時に記述された闇のようなものがあったとは知りませんでした。
廃線跡については仙台赴任時に訪れています。
https://hanagon60.blog.fc2.com/blog-entry-325.html

Re: No Subject * by  風来梨
hanagonさ。こんにちは。

この電鉄にまつわる黒歴史は、紀州鉄道を調べているときに知りました。
何でも、今の鶴屋グループ傘下となった紀州鉄道が、赤字必至の鉄道業を維持するのは、鉄道業という株式で評価の高い名誉職、即ちネーミングライツを見込んでの事ですね。 特にリゾートホテル業界にとっては、かなり株式で優遇となるそうですね。

近鉄が近畿日本ツーリスト、阪急や南海が阪急交通社や南海交通社、そしてJTBは日本交通公社と公社ですから。

でも、磐梯電鉄不動産を立ち上げた磐梯急行電鉄のトップは消息不明になるなど、株式に踏み込んだ闇も感じられますね。
まぁ、素人経営者や個人は、株式にはあまり首を突っ込まない方が賢明であるという事ですね。

廃線鉄道  第92回  常総筑波鉄道・鬼怒川線

廃線鉄道  第92回  常総筑波鉄道・鬼怒川線

廃線鉄道  第92回  常総筑波鉄道・鬼怒川線 〔茨城県〕砂利運搬の主力機関車だったロッド式のDB11型ディーゼル機関車※『常総産業(元 鬼怒川砂利合資会社)』のウェブサイトより常総筑波鉄道・鬼怒川線(じょうそうつくばてつどう・きぬがわせん)は、かつて茨城県下館市(現・筑西市)の大田郷と同県真壁郡関城町(現・筑西市)の三所を結んでいた常総筑波鉄道(現・関東鉄道)の鉄道路線である。南部縦貫鉄道で唯一動態保存...

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廃線鉄道  第91回  伊豆箱根鉄道・軌道線(路面電車)

廃線鉄道  第91回  伊豆箱根鉄道・軌道線(路面電車)

廃線鉄道  第91回  伊豆箱根鉄道・軌道線 〔静岡県〕軌道線の電車と駿豆線の蒸気機関車牽引の列車三島町駅(現・三島田町駅)にて※ ウィキペディア画像を拝借伊豆箱根鉄道・軌道線(いずはこねてつどう・きどうせん)は、静岡県三島市の三島町停留場から、沼津市の沼津駅前停留場までの間を結んでいた伊豆箱根鉄道の軌道路線(路面電車)である。 島津線とも通称されていた。 明治時代の1906年11月に開業し、モータリゼー...

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廃線鉄道  第90回  大和鉄道

廃線鉄道  第90回  大和鉄道

廃線鉄道  第90回  大和鉄道 〔奈良県〕近鉄創成期における黒歴史の舞台となった鉄道路線・大和鉄道※『DVD・大和鉄道唱歌』より大和鉄道(やまとてつどう)は、かつて奈良県に路線を有していた鉄道事業者である。 同社の有していた路線の一部は、近畿日本鉄道(以下は近鉄と記す)の田原本線として現存している。田原本地域は、元々は大和川の上流にある河港として栄えていたが、大阪鉄道 (初代)によって今の関西本線が1892...

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廃線鉄道  第89回  鞆鉄道

廃線鉄道  第89回  鞆鉄道

廃線鉄道  第89回  鞆鉄道 〔広島県〕荷台を取り付けた単端ガソリンカー単端ガソリンカーは貨車や増結客車の牽引と機関車の役割も担っていた※『鞆鉄道』湯口徹 著より鞆鉄道(ともてつどう)は、鞆鉄道(株)が福山~鞆で1913年~1954年に運行していた鉄道路線である。元々は軽便鉄道として開通した為、軌間762mmのナローゲージを用いていた。 また、同線で使用されていた蒸気機関車の煙突がラッキョウの形に似ていた事から...

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No Subject * by hanagon60
8月に鞆へ行ったのですが、自分的には鞆鉄跡も気にはなっていました。しかしほとんど遺構は残っていないとwebにはあったのでスルーでしたかねぇ。
母は福山出身なので鞆鉄道の事は覚えていました。
昨日の事は忘れてしまうのに。。

Re: No Subject * by  風来梨
こんばんは。

基本は蒸気機関車にはあまり興味がないのですが、ラッキョウはちょっと目を引きました。 あと、単端のガソリンカーは、井笠鉄道や船木鉄道と同じタイプで、鉄道の廃止に至る経緯も、運営会社のバス専業化で同じですね。

何かそういう土地柄なのでしょうかねぇ。 中国地方は。

No Subject * by hanagon60
少し前に井笠鉄道記念館に行ったのですが、そこに何故かしら鞆鉄道・鞆駅の写真が展示してありました。
プラットホームと蒸気機関車の写真で、おそらくさよなら列車のものではないかと。
https://hanagon60.blog.fc2.com/blog-entry-2346.html

鞆鉄ボンネット観光バスですが、子供の頃祖父の家に行った時に時々見た井笠鉄道バスに色合いやデザインが似ているなぁと感じました。関係ないですけど(笑)

Re: No Subject * by  風来梨
hanagonさん、こんにちは。

山陽・中国地区の軽便鉄道は、同じような流れで設立して、いすれも自社バスへの転換による淘汰と同じ運命をたどってますね。
船木鉄道やサンデン交通、鞆鉄道など、鉄道の名を冠したバス会社が多いです。

私も新山駅の衣笠鉄道記念館には訪れた事があるのですが、当時(10年前)の御時勢は井笠鉄道がバス事業でも破綻して倒産し、破産管財人管理となって写真はNGでした。 なので、残念ながら展示品はほとんど憶えてませんね。

廃線鉄道  第88回  鹿児島交通・知覧線

廃線鉄道  第88回  鹿児島交通・知覧線

廃線鉄道  第88回  鹿児島交通・知覧線 〔鹿児島県〕1980年台後半まで現存していた知覧線の終着駅・知覧の駅舎※ ウィキペディア画像を拝借鹿児島交通・知覧線(かごしまこうつう・ちらんせん)は、かつて鹿児島県日置郡金峰町(現・南さつま市)の阿多から、同県川辺郡知覧町(現・南九州市)の知覧までを結んでいた鉄道路線である。1965年7月3日の豪雨水害の為に全線不通となり、4ヶ月後の11月15日に復旧される事なく不通の...

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廃線鉄道  第87回  興浜南線

廃線鉄道  第87回  興浜南線

廃線鉄道  第87回  興浜南線 〔北海道〕恐らくつながる事を夢見た興浜北線と共に最も復活して欲しいと思う路線だった興浜南線興浜南線(こうひんなんせん)は、かつて、北海道紋別郡興部町の興部で名寄本線から分岐し、同郡雄武町の雄武までを結んでいた国鉄の路線で、 浜頓別駅を終点とする興浜線の先行部分として開業した路線である。 当線の先行開業後も、興浜線(興部~浜頓別)全線開通を目指して延伸工事が行われたが...

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廃線鉄道  第86回  羽後交通・横荘線

廃線鉄道  第86回  羽後交通・横荘線

廃線鉄道  第86回  羽後交通・横荘線 〔秋田県〕横手駅で発車を待つキハ3形気動車※ 横手市のウェブサイトより羽後交通・横荘線(うごこうつう・おうしょうせん)は、秋田県横手市の横手と由利郡下郷村(現・由利本荘市)の老方を結んでいた羽後交通の鉄道路線である。 1971年7月20日に全線が廃止された。横手駅の旧5番ホームは羽後交通・横荘線のホームで、低くて短いホームで車両も古くて小さいものであった為、通称『横荘...

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