『日本百景』 夏 第524回 ヒサゴ沼 〔北海道〕 ヒサゴ沼 ひさごぬま (大雪山国立公園)ヒサゴ沼は広大な大雪山のほぼど真ん中に位置する沼で、湖畔には避難小屋があって奥大雪への登山拠点となっている。 この湖畔の北にはデベソ岩がシンボルの化雲岳 1954m があり、その山の頂で登山路は十字にクロスして、どの方角へも向かう事ができる。また、化雲岳からかかる万年雪渓はヒサゴ沼の水源であり、この雪渓からの流...
『日本百景』 夏 第523回 高根ヶ原 〔北海道〕神秘の絶景を魅せる大平原それが高根ヶ原(カムイミンタラ)だ 高根ヶ原 たかねがはら (大雪山国立公園)表大雪の南端である白雲岳 2230m を越えると、大雪縦走路は次のピークである忠別岳 1963m まで7kmに渡る大平原となる。 この標高1700m辺りに広がる大平原は山脈の中とは思えないほどの広大さを魅せる。 この広大な大平原は本州の3000m級の山と同等の寒冷...
『日本百景』 夏 第522回 表大雪 〔北海道〕チングルマを前景に『白鳥・千鳥』の雪渓を魅せる北鎮岳を望む 表大雪 おもてたいせつ (大雪山国立公園)北海道中央に位置する2,000m級の峰々を中心に構成される山域で、一つの山ではない事を明確にする為に、よく『大雪山系』という呼称が使われる。 旭岳などを含む峰々(表大雪)と、その周囲の北大雪・東大雪・十勝岳連峰を包含する大雪山国立公園は、面積23万haという...
『日本百景』 夏 第521回 九重・三俣山 〔大分県〕三俣山に向かってピンクの絨毯が敷き詰められて※ 平治岳より望む三俣山 三俣山 みまたやま (阿蘇くじゅう国立公園)大分県竹田市と玖珠郡九重町の境界に位置する峰であり、九重連山を形成する火山である。 なお、標高は主峰である本峰で1745mとなっている。 九重連山の代表的な登山口である長者原(ちょうじゃばる)から見て、正面(南東側)に位置する峰で、ど...
『日本百景』 夏 第520回 九重山 〔大分県〕九重中岳・久住山と九重の盟主揃い踏み 九重山 くじゅうざん (阿蘇くじゅう国立公園)大分県玖珠郡九重町と竹田市久住町の境界に位置する山々の総称で、個々の峰を示すものではない。最高峰は九州本土最高峰でもある中岳 (標高1,791m)である。 一般的には、火山群や周辺地域全体を指す時はくじゅう連山(九重連山)、その主峰となっている一つの峰を指す場合には、呼称...
『日本百景』 夏 第519回 乗鞍岳 〔岐阜県・長野県〕乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰と次鋒・大日岳の揃い踏み 乗鞍岳 のりくらたけ (中部山岳国立公園)飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市に跨る山群で、剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする峰々の総称である。 山頂部の権現池火口の外輪山に位置する最高峰の剣ヶ峰や朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳・富士見岳など23の峰があり、高山市奥飛騨温泉郷や旧丹生川村・旧朝...
『日本百景』 夏 第489回 南ア・最後の未踏区へ・・その4 (荒川前岳~三伏峠の未踏区)〔静岡県・長野県〕未踏区であった三伏峠~荒川三山の盟主たる峰としてそびえる小河内岳※ ウィキペディア画像を拝借 小河内岳 こかわちたけ (南アルプス国立公園)長野県下伊那郡大鹿村と静岡県静岡市葵区の境界に位置する赤石山脈(南アルプス)の標高 2,802 m の峰である。 塩見岳と荒川岳との間...
『日本百景』 夏 第488回 南ア・最後の未踏区へ・・その3(花の大斜面)〔静岡県・長野県〕荒川前岳の東南斜面には日本アルプス屈指のお花畑が広がる 荒川前岳 あらかわまえだけ (南アルプス国立公園)最高峰の悪沢岳 3141m を筆頭に、中岳 3083m ・前岳 3068m と続く荒川三山。 その三山中でで最も標高が低く、中岳から望む山容ものっぺりとして締らないこの峰を我が【名峰百選】の一座に選定し...
『日本百景』 夏 第487回 南ア・最後の未踏区へ・・その2(悪沢岳)〔静岡県・長野県〕荒川三山の中で最も存在感のあるのが最高峰・悪沢岳だろう 悪沢岳 わるさわたけ (南アルプス国立公園)南アルプスの最深部に位置する前岳・中岳・東岳の3つの峰をまとめて荒川三山と呼ぶが、いずれも3000m級の山で、潮陵部に雪を纏いし時は遠く東海道線の車窓からでも、横一列に並んだ姿をはっきり見る事ができるだろう。その荒川三...
『日本百景』 夏 第486回 南ア・最後の未踏区へ・・その1(椹島~千枚岳)〔静岡県・長野県〕蕨段より望む千枚岳:肩に千枚小屋が建っているのが視認できる 千枚岳 せんまいたけ (南アルプス国立公園)千枚岳は、南アルプス南部の悪沢岳を盟主とする荒川岳の最も東の位置に鎮座している標高2880mの峰である。 椹島と二軒小屋の2つの登山道の合流地点となっていて、荒川岳登山の際にに登られる山となっている。『富岳...
hanagonさんも歩かれましたか!
上高地の梓川遊歩道と違って、山の展望皆無で面白味ないんですよね。 でも、委託バスの運ちゃんとの会話で、印象的な1日となりました。
今は、静岡からの座席指定の路線バス1往復のみが接続しており、後は全てマイカーですね。 大井川鉄道の井川からは接続してないようで、座席が取れなかった私はコミニティバスで旧赤石温泉の白樺荘までいって、そこから3.5㎞歩かされましたよ。 ここに訪れると歩くのが定めとなってるのかなぁ。 3000円のバスは乗って、椹島は素泊まり小屋に泊まりましたけど。
今は泊らなくても利用出来るよう改善されたんですね。
南アは昨冬の甲斐駒を除いてもう20年近く足が遠のいている気がします。