廃線鉄道 第101回 興浜北線・その2 〔北海道〕オホーツクの風が荒れ狂う厳寒の中をゆく単行列車※『鉄道ジャーナル別冊・'85 日本の鉄道』より興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路...
『ネームトレイン』 第36回 ぬさまい帯広と釧路を結ぶ区間急行として運行された急行【ぬさまい】※『国鉄急行列車《東日本編》』廣田尚敬 著 より 急行【ぬさまい】 ・・ 1962年4月1日に帯広~釧路を運行する準急列車として運行を開始した列車である。 1962年5月1日に使用車種が気動車に変更され、1966年3月5日には準急制度の改変に伴い、急行列車に格上げされている。市内中央部に架かる観光都市・釧路の象徴である幣舞...
『日本百景』 春 第547回 男鹿・入道崎 〔秋田県〕空より見下ろす男鹿半島の突端・入道崎※ ウィキペディア画像を拝借 男鹿半島 おがはんとう (男鹿国定公園)男鹿半島(おがはんとう)は、秋田県北西部にある日本海に突き出た半島で、半島部の大半が男鹿市に属している。 西に男鹿三山、中央に寒風山がそびえ、半島の南東部は日本海に接し、海岸は海食崖が続いている。 また、半島の付け根には八郎潟がある。 交...
廃線鉄道 第100回 興浜北線 〔北海道〕岬灯台の下を急カーブに車輪を軋ませながら行き交っていた興浜北線列車興浜北線(こうひんほくせん)は、かつて国鉄が運営していた鉄道路線(地方交通線)である。北海道枝幸郡浜頓別町の浜頓別駅で天北線から分岐し、オホーツク海沿岸を南下して枝幸郡枝幸町の北見枝幸に至る国鉄の路線で、浜頓別を終点とする興浜線の北側の先行部分として開業した路線で、南側部分の興浜南線より遅...
『路線の思い出』 第520回 日豊本線・東別府駅 〔大分県〕古き良き時代の駅舎が残る有形文化財駅・東別府駅《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15) 小倉~鹿児島 462.6km 9497 / 115運行本数東別府駅発着列車(東別府は普通列車のみ停車)下り(大分方面)普通 毎時1~2本(ラッシュ時は3~5本) ...
『日本百景』 冬 第546回 春を待たずに消えゆく路線 〔北海道〕かつては札幌・旭川より直通急行も行き交っていた留萌本線も無料高速(通行量が少ない為料金が取れない)などで旅客を奪われて路線廃止の憂き目に 留萌本線 るもいほんせん天塩地方随一の良港として栄えた留萌港への石炭や木材・海産物等の輸送の為、北海道鉄道敷設法に規定する予定線として建設された路線である。途中の海老島より北の奥に雨竜炭田と...
『路線の思い出』 第519回 一畑電気鉄道広瀬線・出雲広瀬駅跡 〔島根県〕旧一畑電鉄・広瀬線の駅を移築したような外観の広瀬バスターミナル待合室《路線データ》路線距離(営業区間):荒島~出雲広瀬 8.3km、軌間:1067mm複線区間:なし(全線単線)、電化区間:全線(直流600V)、駅数:12(始点駅含む)〔荒島〕・仲仙寺・西赤江・西中津・田頼・小原・飯梨・植田・鷺ノ湯・ 鷺湯温泉前・温泉前・...
『ネームトレイン』 第35回 ライラック室蘭~白石の電化完成と耐雪装備を強化した新型車両781系のデビューを踏まえて設定された特急【ライラック】※ ウィキペディア画像を拝借 特急【ライラック】 ・・ 室蘭本線と千歳線の室蘭~白石の電化の完成と、千歳空港駅(現在の南千歳駅)の新設に伴う1980年10月1日のダイヤ改正にて、従来の特急【いしかり】の運転区間を延長する形で、室蘭~札幌~旭川で運転を開始した特急列...
廃線鉄道 第99回 上武鉄道 〔埼玉県〕機関車がミニサイズの2軸客車を牽引するだけで事足りる輸送量しかなかった※『地方私鉄1960年代の回想』より上武鉄道(じょうぶてつどう)は、埼玉県児玉郡神川町の丹荘と西武化学前の間を結んだ《日丹線》という鉄道路線を運営していた鉄道事業者である。 1986年に鉄道路線を廃止し、以後は群馬県高崎市倉賀野に本拠を置く通運会社として存続していたが、1998年に解散公告を行い事業を...
『路線の思い出』 第518回 大湊線・大湊駅 〔青森県〕リニューアルされて陣屋のような姿となった大湊駅※ ウィキペディア画像を拝借《路線データ》 営業区間と営業キロ 輸送密度(’18)/ 営業係数(’15) 運行本数 野辺地~大湊 58.4km 598 / 246 9往復〔内 下り2本・上り3本快速〕 ※ 2020年以降は武漢コロナの影...